完全犯罪 第7部 1ページ目 完全犯罪6部4ページへ戻る 最終更新日 1月27日 -プロフィール- 後藤アク26歳。 職業――泥棒。 経歴――高校卒業後、ホストを経てマフィアへ、無職を経験後、泥棒へ転進。 ・ ・ ・ ユージ 「あきが復帰したら職に就くって……泥棒かよ」 アク 「天職だと思うんだ。この職業のNO.1になる」 ……。 ミッキー「なんだ、夢か。今日も面白い夢だったな」 毎度のことながら心地よく目覚めたミッキーはご機嫌だった。 ミッキー「昨日アクが言ってたハワイに住むって話本当かニャー♪」 ――。 あきが芸能界に復帰して2年余り経つ。 アク達はそれぞれ26歳となりもういい大人だ。 けんたは次々とプログラミングで誰も考えもしなかったソフトを作り巨万の富を得ていた。 けんたは言う。 「本当に頭がいいやつは、人の下で働かず自分の実力だけで金を稼ぐんだ」 と。 ある夏の日の夜。 アクに呼び出されたユージとミッキーは新宿にある超高層ビルの中に最近出来た綺麗でおしゃれなバーに呼ばれた。 みんなスーツが似合う。 アクがすでに席に着いていて東京の夜景を見ながらユージ達を待っていた。 しばらくするとユージ達が現れ皆席に着いた。 アク 「久しぶりだな」 ユージ「1ヶ月ぶりぐらいか」 ミッキー「みんな順調?」 3人は手分けして仲間集めに励んでいた。 もちろん、完全犯罪をするための仲間集めだ。 アク 「みんなどんな感じになってる?」 酒がテーブルに運ばれ話が始まった。 ユージ「なかなか、言い出すまでには時間が掛かるよ。俺の場合警官だし……」 アク 「そうか、ミッキーはどう?」 ミッキー「意外と順調だよ。まだ犯罪の話は誰ともしてないけど携帯番号とメアドなら12件ゲットした」 アク 「なかなかやるなぁ。俺は昔の連れと連絡取り合ってる。みんなマフィアやってるけど、昔よりだいぶ暇らしい」 ユージ「ソイルは以前として捕まってないけど他のとこのボス達は捕まったからな。マフィアの数も半減したとかいう話だし」 アク 「2年も経つとみんな忘れちゃうんだよな。被害を受けてない奴等は特に」 ――。 酒が入っても乱れない3人。 ミッキーはときどきボケることもあるが、そんなボケができることは酔ってない証拠だ。 アク 「26か。中学の卒業式で10年後誰が一番金持ってるか勝負しねーか、なんて言った覚えがある」 ユージ「中学か。俺達もう10年間も付き合いあるんだな」 ミッキー「懐かしいね。10年前」 アク 「結局一番金持ちになってるのは10年前と変わらずけんたなんだよな……あはは」 ……。 アク 「じゃあみんな引き続き仲間集め頼む。この前言ってたハワイに住むってやつは金奪ってからの話だから」 ユージ「日本から逃げるわけだね」 アク 「逃げる……。んー、ハワイに住んでみたい。東京も飽きてきたところだし。それに連れも海外の方が面白いことがたくさんあるって言ってたしな」 ユージ「そうだね。また戻ってきたくなったらいつでも日本に戻ってこれるんだし」 ミッキー「ラスベガスにもう一度行ってみたいなー」 そうして3人の話し合いは終わった。 ユージは警察を仲間にするべく動いていた。 「犯罪するから協力してほしい」 こんなことを現役の警察官にいって”うん”というやつがいないことは分かっている。 しかし、もし、いるのならこれほど心強い仲間はいない。 ユージは高卒から警察官になり、昇進することもなく毎日上から言われたことを消化しているような警察官を探しまずは友達になることに専念していた。 ミッキーは銀行員を仲間にすることに専念していた。 銀行強盗をするということで、銀行の窓口に入った場合、すぐに金を出させるために銀行員を仲間にしておく必要があったからだ。 これも警察と同様。銀行強盗するから仲間になってくれと言って仲間になるやつはいないだろう。 だから、ミッキーは新入社員を狙ってまだ銀行員に染まっていない人間を中心に仲間にしようとしていた。 アクはマフィアだったことを生かし、仲間を集めていた。 金さえ渡せばなんでもやるというやつが世の中にはいることを知っているアクは次々と連絡を取っていた。 ――。 それから3ヶ月。 仲間にするために必要な金はすべてアクが払い、次々と仲間は増えていった。 アクがなぜそんな金を持っているのかというと、実はアクには金がない。 アクはけんたから金を借りている状態だった。 けんたも変わったやつで、 「金はもう要らないから面白いことするんだったいくらでも貸すよ」 そんなことをいう。 ユージからすれば、 そんな金あるんなら、犯罪なんてしなくても良いのではないかと思うのだが、それとこれとは別とアクは言う。 金を奪うために金を使うという矛盾が生じながらも日が経つに連れて仲間は揃っていった。 「仲間になるのはいいんだけど、先に金をくれ」 だいたい新規で仲間にするやつはこういう発言をする。 ユージ達はいくらなら仲間になるかと聞きその半分の金を先に渡しつつ仲間にする。 ユージは、警察官を4人仲間にすることができた。 ミッキーは20人いる中の一番金を欲しがっている一人の銀行員を仲間にすることに成功した。 ミッキーが仲間にした銀行員がいる銀行をターゲットに決めた。 1つが決まれば他もどんどん決まっていった。 逃げ道。金の受け渡し場所。変装道具……など。 アクは特にカネイチやダイスケには連絡を取らなかった。 あの事件を最後に連絡を取っていない。 それに、もう犯罪はしたくないと別荘で言っていたような覚えもあるからだ。 それに、まどかや、ミサキ、とーるにも悪いが連絡を取っていない。 実際女は使えそうにない。 とーるも結婚するための金なら人に頼らず作っているだろうと思ったからだ。 アクでさえ、結婚費用の金を犯罪で得て作ってしまうのはそれから先、幸せになれるとは思わないからだ。 最初は誰でも仲間にしたいと思っていたアクだが、とーるの幸せのためにも犯罪には巻き込みたくないと思ったからだ。 それに仲間が増えるほど外に漏れてしまう可能性も増えると思っていた。 やりたいのは完全犯罪であって誰にもバレずに済ますことだ。 仲間が裏切ればその仲間を殺さないといけない状態にもなるだろうし、人が多くなるのは嫌だった。 ヒデももう見ていない。 1つのことをずっとやり続けることができないといった性格のヒデは必要ない。 今頃またどこかで違うグループに入って遊んでいるんだろうとアクは勝手に思っていた。 ゴウはどこへ行ってしまったのか分からない。 別荘では次にやるときは……と言っておいたのだが、もう時間が経ち過ぎていて今更またお願いするのも嫌だったからだ。 結局最後まで仲間だったのは最初からいたユージとミッキーだった。 けんたは仲間というより応援してくれる観客のような立場だった。 アク、ユージ、ミッキーと警察官と銀行員が1つの場所に集まった。 警察官は一人だった。 一気に4人集めると後からややこしいことになりかねないからだ。 六本木にあるアクの住むマンション。 最近できたマンションでまだ入居者は少ない。 アクの部屋の隣もまだ空いている。 だから、ある程度騒いでも問題ない。 けんたの部屋とは違い家賃は20万弱だ。 20万弱と言っても普通に考えたら立派な部屋である。 リビングはシンプルというか物があまりなく、台所には最初から備え付けの食器しかない。 リビングの中心には透明な長方形のテーブルとそのテーブルを囲うように椅子が並べてある。 窓にはうすいカーテンが1枚。 すべて最初から付いていたものだという。 寝室にあるベットも最初からあるもので、ベットの上にはジーパンが転がっているだけだ。 アク 「シンプルだろ。あとテレビとパソコンが欲しいんだけど、買うのめんどくさくてね」 ユージ 「なんか、勿体無いなー」 アク 「基本、家には居ないから必要ないんだけどね」 透明なテーブルを囲むように5人が座った。 それぞれが自己紹介する。 アク 「へー。20歳と23歳ね。タクヤ君とゆかりさんだっけ?」 ゆかり 「はい」 タクヤが警官で20歳。 高卒で警察官になったのだが、思っていたのと違い警察に不満があるという。 ゆかりは23歳。 大卒で銀行員に。上司からいじめられているということで、近々銀行を辞めたいと思っている。 アク 「二人はどこまで話聞いてきたのかな?」 タクヤ 「だいたいのことは聞きました」 ゆかり 「本当にやるんですか」 アクは鋭い目になりタクヤ達に話した。 アク 「あぁ、本当だ」 アクの真剣な顔にタクヤとゆかりは驚いた。 印象としては、『社会には染まっていない人』というのが一番の表現の仕方かもしれない。 タクヤ 「銀行強盗は無理ですって。警察を舐めちゃいけない」 アク 「舐めていない。警察も俺達と同じ人間。俺が想像も付かない凄い奴がいるかもしれない。いやきっといるけど、自信がある」 タクヤ 「俺は警官だから分かる。警察官は凄い。犯人を捕まえるためになんでもする」 ゆかり 「銀行にはあらゆる場所にカメラがある。そう、壁の向こうにもこっちから見えないように隠しカメラがある。大丈夫なんですか?」 アク 「全て分かった上でやると言っている。最初はただ好奇心だけだったけど大人になるに連れて現実が見えてきた。でも大丈夫だ。全て計算してある」 タクヤ ≪この人、本気だ。どうしよう……≫ タクヤはあわよくばアク達を捕まえようと思っていた。 ゆかり 「計算って具体的にどんなのですか?」 アク 「それを言う前に二人が協力するか聞きたい」 タクヤ ≪いまさら、引けないぞ、そういや金も貰っちゃったし……≫ ユージ 「やるよな?」 ゆかり 「あ、はい」 アク 「タクヤは?」 タクヤ 「あ、あ、はい」 タクヤは思わず返事をした。 アク 「よし。決まりだな。念を押しとくけど俺はマフィアの知り合いが多いから」 ゆかり 「え?」 アク 「悪いけど二人の個人情報は調べた。今さら裏切ったりすると死ぬからね」 ユージ 「心配しないで、念を押してるだけだから」 マフィアという言葉は2年前テレビで頻繁に報道されていたから聞き慣れた言葉だった。 マフィアがどれほど恐ろしいのかも知っている。 それから計画を聞き、本当にやるのだと思わされた二人。 二人はこの銀行強盗が終わったら速やかに仕事を辞めると決めた。 アクは、マフィアを含め仲間を集めるために1000万近い金が飛んだ。 犯行をしたあと情報が欲しかったのでアクはテレビとパソコンを購入した。 ――。 犯行日当日。 午後。 ゆかりのいる銀行のそばで待機している3人。 アクは女装している。 アメリカ人風の特殊メイクで目にはカラーコンタクト。 髪は金髪。身長が185センチほどあるのだが外人になればまだ目立たないと踏んだのだ。 しばらくするとゆかりからアクに着信があった。 この着信はゆかりの手元に大金があるということを知らせるためのものだ。 それからユージはタクヤ達に連絡をし犯行が始まったことを知らせた。 アク 「じゃ行ってくる。二人は手筈通りに」 二人はしっかりとうなづいた。 アクはゆかりのいる銀行に普通に入るとゆかりの窓口に行き脅迫文の書いた紙を見せた。 アクの靴は昔中国で買ったものではなく、日本で市販されているものを工夫し足跡が分からないようにしてある。 ゆかりは、アクに気づくとすぐ大金の入ったバッグを出した。 7700万円。 アクはその金を持つとそっと銀行から出て行った。 ゆかりは不自然にならないように気をつけながら、でもある程度時間を掛けて非常ボタンを押した。 あとから上司に問い詰められたが「怖くて動けなかった」で済んだ。 銀行から出たアクは、人気と防犯カメラの位置を気に掛けながらバッグを持っていたものに変えた。 金の入ったバッグをそのまま持っていたバッグにぶち込み、通りすがったユージに自然に手渡した。 それからユージは歩きカメラが無い場所でミッキーに手渡しつつ、アクの部屋まで運んだ。 アクも余裕で女装を戻し男の姿に戻った。 ――。 アクの部屋。 アク 「こんな簡単でいいのか?」 ユージ「ここまでは誰でも出来るんだよ。あとは警察にバレなければいい」 アク 「タクヤ達がいるんだ。あいつ等がありえないミスをして俺達の数少ない証拠を消せば完璧」 それから3人はアクの部屋から一歩も出ずにテレビやネットから自分のやった犯行を見ていた。 アク 「アメリカ人と思われる女性が一人で銀行強盗。身長は180センチ前後ってか」 ユージ「そんな人間世界中探してもいないのにね」 ミッキー「あはは」 アク ≪本当にこんな簡単なのか?……落とし穴がある気がするが≫ ――。 警察庁。 ゼン 「もう一度良く見せて下さい」 ゼンは、マフィアの一件から2年が経ち前よりかは少し偉くなっていた。 後輩に優しく上司の言うことは責任を持ちしっかりやる。 警察庁の中でも真面目で有名だった。 中田 「事件の大きさは千差万別ですが、止むことはありませんね」 ゼン 「そうだね」 中田 「無くなっちゃったら俺達の仕事も無くなるのかな」 ゼン 「本当はそれが一番良いことなんだと思うんだけどね」 中田 「で、今度は銀行強盗ですか。この前みたいにすぐ犯人見つけちゃいましょう」 ゼン 「今回はそんな簡単には行きそうになさそうだよ」 ゼンが見ているのはアクが女装して入った銀行に取り付けられていた防犯カメラの映像だった。 中田はゼンの2つ下の後輩でゼンを憧れの先輩として尊敬している。 この銀行強盗の捜査にかかわっている人は多く聞き込みなど、さまざまな人達が動いている。 防犯カメラの映像も一度に多くの人が見れないため何度も繰り返し流されていた。 ゼン ≪身長180センチ前後……。金髪、女性? 紙を出し金を奪って逃走。その間50秒……≫ 中田 「身長180センチもある女性ってことはバレーボール選手っすかね?」 ゼン ≪……表に出てからは一切カメラに映ってない。……7700万という大金を女性がそんな軽々持てるのかな≫ 中田 「最近日本に来た外人のバレーボール選手を全員調べて見ます?」 ゼン 「……ん? バレーボール選手がどうしたの?」 中田 「なんでもないです。しかし、ゼンさんの知人には凄い人ばかりですね。 美人弁護士の愛華知恵さんや個人探偵で有名な白谷ゆきさん。最初は女性と思ったのに男だなんて……」 ゼン 「そんなことより、お札の番号は調べました?」 中田 「≪そんなことって……≫ お札の番号?」 ゼン 「奪われたお札の番号ですよ。どこかで使われたらそのお札に指紋が付いてるかもしれないから」 中田 「なるほど。調べてみます」 ゼン 「……頼みますよ」 2年前にいたみどりはもう日本にはいない。 ゼンにはアメリカに行ったということしか分かっていない。 ゼン ≪そういえば、知恵さん……最近ずっと会ってないなぁ≫ 8月が終わろうとしていた。 愛華知恵は美人弁護士ということと東大卒ということで有名になり、ときどきテレビにも出ることがあった。 誰が見ても人生を満喫している憧れの女性という感じであった。 ――。 アク達が銀行強盗をしてから1週間が経った。 金は1円も使っていない。 部屋から一度も外に出ていない。 アク 「全然バレねーな?」 ユージ「報道も少なくなってきたし、諦めたとか?」 ユージは冗談そうに言った。 アク 「じゃ、もう一回やっちゃう?」 ミッキー「おー! 倍々ゲーム!」 アク 「ってやらねーよ!」 3人は浮かれていた。 アクの女装した姿がテレビに映ったときは爆笑で笑いが止まらなかった。 タクヤやその他の警官の仲間それにゆかりには1ヵ月後に連絡すると言ってあるので向こうから連絡されることは無かった。 アク 「昔さーけんたの家に住んでたとき警察官が家に尋ねて来たときはあせったよなー?」 ユージ「あればちびったね」 ミッキー「ちびたー」 かるく酒が入っていて浮かれっぱなし。 アク 「タクヤ達がマジで上手いことやってるとしか思えないなぁ。あいつらにカンパイ!」 ミッキー「わぁー!」 ――。 そのころタクヤは。 タクヤ ≪……俺何してんだろ≫ タクヤは銀行強盗とは全く関係のない痴漢したサラリーマンの取り調べをしていた。 タクヤ ≪……まぁ、いいか≫ ――。 警察庁。 一部屋に数十台のパイプイスが並び厳しい表情をした警官達がいる中ゼンが前で発表している。 ゼン 「みなさん、このアメリカ人と思われる女性を日本人の男性として考えて下さい」 銀行強盗があった日にその銀行の周辺にいた人の聞き込みや”ゆかり”への聞き込みを済ませた警官達は一度本部に集まっていた。 警官A「それは、変装ということですか?」 ゼン 「はい。この中にも、もう何人か気付いている人がいると思いますが十中八九日本人の男性です」 警官B「根拠は?」 ゼン 「普通に考えてアメリカ人のそんな大きな女性が日本で銀行強盗なんてすると思いますか?」 ざわざわと室内に小声が響く。 ゼン 「足跡も見ない形ということは、ある程度計画していることが分かります。それに…… 銀行員に紙を見せて金を出させたのは声が”男”だからです。 周りに銀行強盗だと知らせたくなかったとも考えられますが多分違います。 そして、外に出てから防犯カメラに映っていないということはどこかで変装を元の姿に戻したということと共に、防犯カメラの位置を把握していたということでしょう。 まだ、他にも引っかかる点はありますが、とにかく犯人は男性ということでお願いします」 警官A 「確かにそんな金髪の大柄な女性なら目立つのに目撃情報が少ない」 ゼン 「さらにバッグの大きさや周辺の置物との比較で身長が185センチほどあるということが分かりました」 警官C ≪最近のカメラは高性能というがそこまでできるのか……≫ ゼン 「それで、この事件は10数年前アメリカでも同じような事件が起きていることが分かりました。 犯人がそれを知っててマネてやっているのかは分かりませんがそのときは単独犯だったということです。 以上のことを全てまとめた資料を一部ずつ渡しますので参考にしてください。以上で終わります」 上司 「ご苦労」 警官D 「上に一目置かれていると聞いていたがさすがだな。ありゃ将来トップに立つかもな」 警官E 「今のうちから仲良くしとくか?」 ――。 翌日。 リビングに酒が転がり3人は寝ていた。 夜8時。 「ピンポーン」 「ピンポーン」 「ピンポーン」 アクの部屋のインターフォンが鳴った。 酒を飲みすぎて二日酔いのアクが玄関にでた。 アク 「あ?」 アクの目の前に現れたのは……。 次のページへ トップページへ戻る |