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完全犯罪 第3部 2ページ目

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最終更新日5月25日



ミッキー  「あきはばら〜到着〜!」

ユージ   「なんだここー初めてきたー」

アク    「昔よくテレビでみた光景だなー」

アク達は電車を使って秋葉原駅まで行った。


アク    「電化製品が安いんだっけ?」

ユージ   「そうらしいね」

ミッキー  「なんだっけなー。オタクが集まるんでしょ」

アク    「オタクねぇ・・・」


アク達はペチャクチャ話ながら道を歩いていると、
一人の客が店のガラス張りの棚に置いてあるフィギアを買おうと店員ともめていた。

店員    「お客さんここは大阪じゃないんだからこれ以上は負けられませんよ」

客     「そこをなんとかー、せっかく愛知から来たんだし、お願いしますよー」

店員    「んじゃあ、300円負けて2100円ねー」

客     「えーー。2000円にしてー」


ユージ   「なんだあの客愛知から来たってわざわざアニメのフィギア買いにかよ」

アク    「ってあれ、つねおに似てない?」

ミッキー  「あ・・・つねおだ(笑)」

ミッキーはアクとユージより少し早く歩いてつねおの元へ行った。

つねお   「ん?・・・」

ミッキー  「おー、つねおだろ?」

つねお   「え?誰?何で知ってるの?」

ミッキー  「俺だよ、三星高校で一緒だったミッキーだよ。お前ちょっと太ってないか?」

つねお   「あーミッキーか?なんで茶髪なの?」

ミッキー  「ああ、歌舞伎町でホストしてんだよ」

つねお   「ええ。ミッキーが? ワラ」

ミッキー  「ワラってなんだよ!」

つねお   「ああ、ごめんごめん。ねえ、300円貸してくれない?」

ミッキー  「いいけど・・・お前は愛知からわざわざここに来たのか?」

つねお   「ああ、そうだけど」

ミッキー  「ってこんな趣味あったのかよ」

ミッキーは、つねおが買おうとしているフィギアを指さした。

つねお   「お前には関係ないだろー、あゆみも俺に何もいわず東京行っちゃうしよー」

ミッキー  「まさかお前あゆみのこと諦めて今度は2Dの世界に足を踏み入れたのか?」

つねお   「うるっせーなー」

アク達もつねおのそばまで来た。

アク    「よーつねおー。まあ、そう怒るなってー」

つねお   「アク?ユージもいるじゃん」

ユージ   「よーう」

つねお   「まさか二人もホスト?」

ユージ   「おう。つねおは大学行ったんだっけ?」

つねお   「そうだけど」

アク    「学生って金ないの?」

つねお   「無いー。帰りの通行費を残すとあとちょっとしか・・・」

アクは少し考えて、

アク    「あ、そうそう、秋葉原で有名ななべちゃんって知らないか?37歳で童貞」

つねお   「ん?なべ様のことか?なんでお前達知ってんだ?」

ミッキー  「ぶはっなべ様?」

つねお   「なに笑ってんだよ。今日もなべ様のHPのオフ会があるんだぜ」

アク    「オフ会ってなんだ?」

つねお   「んー暴走族でいう集会だよ」

アク    「?・・・ ようは、そこ行けば会えるんだ!」

つねお   「なべ様に何か用があるの?」

ユージ   「まあ、何も聞くなって。ちょうどよかった1万やるからそこ俺達も連れて行け」

つねお   「マジ?1万もくれるの!!いいよ。連れていく」

アク    「もちろんなべ様ってやつと話せるように俺達紹介してくれよな」

つねお   「わかった」

ユージはつねおに1万円渡した。


つねお   「おーい、店員、金ならあるんだ!はよこれよこせ」

アク    「金持ったらいきなり態度変わったな・・・ははっ」

店員    「ありがとうございますー」

ユージ   「そんじゃ、行こうぜ」


つねお   「ってまだ集まりには時間があるよ。オフ会は7時からだ」

アク    「7時ってまだ2時間以上もあるじゃねえか」

つねお   「俺の買い物ついて来てよ」


アク    「まあ暇だしいっか」

ミッキー  「なんか面白そー」

ユージ   「まあしゃあないな」

アク ≪どうやってなべちゃんを探そうかと思ってたらこれだもんな・・・やっぱ持つべきものは『知り合い』だな≫

そうしてアク達3人はつねおに付き添ってアキバの街を転々とした。

そして、つねおはもらった1万で欲しかったものを買い満足そうな顔をしていた。

アク    「もう6時30分だぞ」

つねお   「あーいこっか」


つねおを先頭に歩くこと10分。
猫耳を付けさらにメイドの服をきた店員のいる店へアク達は案内された。

ユージ  「おいおい、まさかここでオフ会とやらをやるんじゃないだろうな?」

つねお  「ここだよ」


猫耳店員 「いらっしゃいませーにゃん♪」

ミッキー 「にゃん強引につけてるけど・・・こいつら頭大丈夫か」

アク   「ミッキー声がでかいぞ・・・」

ユージ  「やべ、気分悪くなってきた。吐きそう」

つねお  「なに照れてるんだよー。こっちが恥ずかしいよ、早く奥へいこう。なべ様が待ってる」


アク   「ああ・・・いこう」

アク達はなべ様がいるとつねおに言われた大部屋に入っていった。

なべ   「おー。ミッドナイトー」

アク ユージ  「は?」

つねお  「やめてくださいよ。ハンドルネームで呼ぶのは」

ユージ  「ハンドルネーム?」

つねお  「簡単にいえば、ネット上の名前だよ」

アク   「・・・」←ドン引き

ユージ  「そうなんだ・・・はははっ」


なべ   「ってその3人は誰?」

つねお  「ああ、この3人は高校のときの友達だよ」

ミッキー 「初めましてー」

なべ   「おう」



時間が経つにつれて大部屋にはたくさんの人が入ってきた。

男のみ16名。

つねお以外のみんなはノートパソコンを持っている。

なにやらアニメのことについて話しているようだ。

部屋の端にいる3人。

ユージ 「これいつ終わるんだろ。もうはじまって2時間だぜ」

ミッキー「って今日仕事なかったっけ?」

アク  「ああ、あったっけ。まあカネイチ仲間だし大丈夫でしょ」


ユージ 「しかし、なべちゃんキモイよなー」

ミッキー「初めてみたーあんなキモイ人」

アク  「やめろお前らキモイキモイ言うな。吐くぞ」

ユージ 「とっとと話をつけて帰ろうよ」

アク  「そうだな。ってかつねお終電無くなってもいいのかな」

ミッキー「んじゃおれちょっとつねおに話してくるわ」

ユージ 「ああ。たのんだ」


アク達の知らない間に猫耳店員との写真撮影会がはじまっている。

アク  「なんだ・・・こいつら」

ユージ 「デジカメで写真ですか。どうせネットで公開するんだろうな」

アク  「・・・これ面白いのかな・・・なんか先が見えない」

ユージ 「ああ・・・まあいいんじゃね・・・。あいつら笑顔絶やさないし」

アク  「そうだよな。笑ってるってことは幸せなんだ・・・」



そんな話をしているとミッキーがつねおを連れて戻ってきた。


つねお 「もうすぐ終わるからーもうちょっと待ってよお。俺も写真とりたいよー」

ユージ 「おいおいー。1万あげただろー」

つねお 「ウー。撮影会で終わりだからー、あとちょっとで解散だしー」

アク  「あとちょっとか・・・。しゃあない」

つねお 「んじゃいってくるね」


つねおは去っていった。

ユージ 「まあしゃあないでしょ・・・なべちゃんもテンション上がってるし」

アク  「やれやれ」


それから数時間後・・・

つねお 「あー面白かったー」

アク ユージ ミッキー 「Zzzzzzzzzz・・・」


つねお 「! ねてる」

つねおはミッキーをゆすっておこした。

ミッキー「んあ。終わった?」

ミッキーはアクとユージを起こした。

ユージ 「わりぃわりぃ。俺達最近寝不足で」←1日平均5時間睡眠。

アク  「ん?終わったかよし!」

アク達が起きると周りにはなべちゃんが残っているだけだった。

つねお 「はやく話つけたら?」

ユージ 「ああ」

なべちゃんは一人でパソコンをいじりながら笑っている。

アク達はそっとなべちゃんの元へ近寄っていった。


なべ  「何?話って。カネイチからメールきてたけどお前らだな」

アク  「そうですが、単刀直入にいいます」

なべ  「いいね。分かりやすいほうがいい」

ユージ 「ちょっとまって、つねおもう帰っていいよ。終電なくなるぞ」

つねお 「あ!そうだった。やべ。じゃ帰るわ。なべ様またよろしくです」

なべ  「おう。気をつけてな。ミッドナイト」

つねおは走って店から出ていった。


大部屋に4人。

アク  「この部屋って監視カメラないよね」

なべ  「ないない。はよ言えよ」

アク  「じゃあ言うけど、拳銃欲しいんだ」

なべちゃんは顔つきがガラリと変わった。

なべ  「なんでおれが拳銃持ってるって知ってんだよ。ああ、カネイチか」

アク  「カネイチから聞いた。どうしても拳銃が欲しいんだ譲ってくれ」

なべ  「待て待て、ここじゃあなんだから移動しよう」

アク  「ああ」

そうして猫耳店員のいる店から出た。

なべ  「どこ行こうか」

アク  「なべちゃんの家でいいんじゃないの?」

アクはそしたらすぐに拳銃が手に入ると思った。

ユージ 「・・・俺なべちゃんの家入る勇気ないよ」

ミッキー「俺は面白そうだからいいけど」

なべ  「いやいや、お前らとりあえずなべちゃんって言うのやめろ」

アク  「だってカネイチはなべちゃんって呼んでたぞ」

なべ  「あいつは特別だから。お前達は拳銃欲しいんだろ。なべ様って呼べよ」

ユージ ≪こいつ・・・子供か・・・≫

アク  「はいはい、なべ様ね」

なべ  「よーし、満喫行くか。個室ならいいだろ」

ユージ 「満喫はダメだ。古傷があるし・・・たぶんカメラがある」

なべ  「古傷ってなんだよ。知らないだろ。東京の満喫にはシャワールームがあるんだぞ」

ミッキー「えーすっげえ。ラブホみたいじゃん」

なべ  「だろだろ」

アク  「もー。はやく話続けようぜー」

なべ  「あーわかった。んじゃ歩きながら話そう」

アク  「おう」

とぼとぼと東京の街を歩く4人。

はたからみたら不思議な光景だ。


アク  「拳銃はあるんだろ?」

なべ  「あるがなんだ?」

アク  「なんであるんだよ」

なべ  「だって俺の本業だからね」

アク  「どうやって手に入れたんだ?」

なべ  「カネイチから聞いてないのか?ネットだよ」

アク  「ネットでは買えないだろ」

なべ  「はーアメリカ人とネット上で知り合って拳銃買わないかって言われたんだよ」

アク  「アメリカ人と・・・って英語できるのか?」

なべ  「待て・・・なんで俺ばっか質問攻めなんだよ」

ミッキー「いーじゃんー。101事件関わってるんだろ」

なべ  「え。カネイチそんなことも言ったのか?」

ユージ 「カネイチは俺達の仲間だ」

なべ  「は?お前らみたいなガキの?」

アク  「ガキって・・・」

なべ  「まあ、拳銃が欲しいなら金よこせよ。それが本業だしな」

アク  「いくら?」

なべ  「そうだな。新品で400万。中古で300万でどうだ」

ユージ 「おいおい。ぼったくりやめろよ。警察にお前が拳銃持ってることばらしてもいいんだぞ」

なべ  「え、そんなことしたらお前ら俺の仲間に殺させるしな」

アク  「まあまあ、そんなこと言わずに譲ってくれよ」

なべ  「金だよ。金。400万出したら譲ってやるって言ってんの」


アク  「俺達がそんな金ないの分かってるだろ ≪無くもないが・・・≫」

なべ  「んーーーー。」

ユージ 「なべ様はいくらで買ったんだよ」

なべ  「そんなこと言えるかよ」

ユージ 「じゃあ、何丁もってるんだよ」

なべ  「貸してあるのを入れれば20ぐらいあるか」

アク  「貸してあるってなんだよ」

なべ  「そんなものヤクザに決まってるだろうが」

アク  「なべ様、ヤクザと知り合いなんだ?」

なべ  「あーもううっぜーなーお前ら。質問しすぎだ」

アク  「悪い悪い。とりあえず連絡先教えてくれよ」

なべ  「ああ、メールだぞ」

アクはなべからメアドを聞いた。

ミッキー「もういいや、今日は帰ろう。仕事しないと」

なべ  「こんな時間から仕事か?」

ミッキー「そりゃホストですから!」

ミッキーは自慢気に言った。

なべ  「ああ、カネイチのところでやってんのか」

ミッキー「おう〜」

なべ  「ふーん。んじゃまた明日アキバ来いよ」

アク  「譲ってくれるのか?」

なべ  「さーなー。今思い出したんだが、明日ヤクザから拳銃帰ってくるから」

アク  「そうか。じゃあまた明日だな」

アク達はなべちゃんと別れ店へ向かった。


ユージ 「あーーーー。大人ってやつは嫌だなー、金、金いいやがって」

アク  「全くだ」

ミッキー「なべちゃんきもかったね」

アク  「拳銃手に入れるまでの辛抱だ。がんばろうぜ」

ユージ 「おうー」


3人はそのまま仕事をこなし家へ帰った。

翌日。1時。


アク  「いこいこ。今日はなんか手に入りそうな気がする」

ユージ 「ヤクザに会いたくないなあ」

ミッキー「荒山がいたらどうしよう」

アク  「アキバにはいないだろお」

ユージ 「まーいいや、いこいこ」

3人は秋葉原駅へ向かった。

アク  「さっきメールでここで待ち合わせしたんだが」

ミッキー「あれじゃないか。わかりやすいな」

ユージ 「きたきた」

アク  「ナップサックがよく似合うぜ」

なべ  「よお。今からヤクザと待ち合わせしてるんだけどお前らもこいよ」

アク  「えー」

なべ  「なんだ拳銃いらないのか?」

アク  「ちっ。行くしかねえのか」

なべ  「そういうことだ(笑)」


歩くこと20分。


アク  「おーい、なべちゃーん。まだ歩くのかよ。待ち合わせ場所どこだよ」

なべ  「お前らマジでなべ様って呼べよ。俺の機嫌悪くなるぞ」

アク  「なべ様ねぇ・・・」

ミッキー「ねぇー、なべ様〜。まだー?タクシー使おうよー」


なべ  「もう着いたよ」


ユージ 「おいおい、待ち合わせってファミレスとかじゃないのかよ。ここどうみてもビルだぜ」

なべ  「ヤクザがファミレスに来るかよ。このビルの5階が事務所だ」

ユージ 「5階ねー」


なべを先頭にヤクザの事務所のあるビルを階段で上りだした。

アク  「おいー。エレベーター使おうよー」

なべ  「お前らガキかーゴチャゴチャうるせえよ」

文句をいいながら階段を上り事務所のドアの前まで来た。


なべは事務所のドアをノックした。

「トントン。こんにちはーなべです」



「おー。入れ」

中から太い声でそう言った。


なべ 「お前らちょっとここで待ってろ。すぐ呼ぶから」


今までとは違った表情でアク達にそういうとなべは一人で中へ入っていった。




事務所の中。

なべ 「失礼します。組長久しぶりです」


黒くふかふかのイスに座っているサングラスをかけた50代の男。こいつが組長だ。

その男の前には茶色で綺麗に掃除されている大きな机。

その大きな机の前には2つの大きな長机、その周りに囲むようにしてあるソファー。

そのソファーに座らず後ろで立っているスーツの男が5人。

まさにといった部屋だ。


組長 「よーきたな。拳銃か?」

なべ 「はい。今日が期限なんで」

組長 「期限、期限ってうるさいなあ、そんなに期限っていうとわしの機嫌を損ねるぞ。はははっ」

組員達「あはははははははははははっ」

ソファーの後ろで立っている男達がいっせいに笑う。

なべ 「いやいやいや・・・。そんなこと言われましても。期限は期限なんでね」

組長 「冗談じゃ」

そういって組長は机から拳銃を出した。

組長 「ほれほれ。もってけ。また借りるときはメールするからのお」

なべ 「あのメールは組長が書いているんですか?てっきり組員かと」

組長 「いやはや。最近娘のミサキとメールするようになってねえ」

なべ 「あぁ、ミサキちゃんは今おいくつで?」

組長 「今20歳か。一人娘で最近酒がおいしいって話だ」

なべ 「もう20歳ですか。時が経つのもはやいものですね」

組長 「ああ、そんなことはもういいだろ。用が済んだらとっとと帰りな」

なべ 「あーはい」


事務所の外では・・・

アク達は室内からかすかに聞こえる声を聞いていた。

アク  「おいおい、まさかミサキってあのミサキじゃないのか?」

ユージ 「20歳っていえば大学3年だろ。酒がおいしいって・・・」

ミッキー「いやでもミサキちゃんって親が医者やってるって言ってなかった?」

アク  「言ってたけど・・・親がヤクザの組長なんて言えるか?」

ミッキー「ああ・・・。言えない」

ユージ 「それに月40万とかもらってるんじゃなかったけ?」

ミッキー「・・・これ偶然じゃないんじゃない気がする」

アク  「つってもミサキの親がヤクザの組長だからって俺達に関係ある?」


そのとき。

事務所の中。

なべ  「それじゃあ失礼します」

なべが後ろを向いた瞬間。



「ガガガガドドドドドドドドッッ!!!」


ビルの隣を電車が走りすごい騒音がした!



そのとき組長は机に隠してあった拳銃をなべに向けて発砲!



なべに命中!


「バタッ!」

なべが倒れた。

組長 「拳銃3ヶ月借りただけで500万は高いな」


なべ 「ううう・・・」


組長 「おい。お前らなべから拳銃を奪ってなべを処分しろ」


なべ 「ゥゥゥゥ・・・・お前らゆるさねえ・・・」

組長 「ああ、お前のことは調べさせてもらったがお前に仲間はいない」

なべ 「・・・」



背後から撃たれた弾はなべの肺にあたり弾はなべの体内にあるのか外には出ていない。

そして肺に血がたまりなべは間もなく息を引き取った。

事務所の外。
アク 「このビルのとなりは電車が通るのか。うるっせぇな」

アク達の耳には発砲の音は届いていない!


アク  「はやく俺達を中にいれろよなあ」

ミッキー「待ちくたびれるぞー」


組員たちがなべを事務所の奥へ引きずっていく。

組長  「これで拳銃10丁か。久しぶりに殺しがいのあったやつだったな」

事務所の外。
アク  「ん?今殺しがいがあったとか聞こえなかったか?」

ユージ 「え?アクもそう聞こえた?拳銃10丁って言うのも聞こえたけど」

アク  「さっき電車が通ったあとからなべちゃんの声が聞こえなくなったが」

ユージ 「(汗) ・・・ヤバそうだな・・・」

ミッキー「え?つまりなべちゃん殺された?」

アク  「ちょっと待てここは危険だ。ビルの外へ出て様子をみよう」

ユージ 「ああ」


アク達は忍者のごとく足音をたてずに階段を下りた。

ミッキー「あれだけ階段嫌だったけど・・・帰りははやかったね(笑)」

ユージ 「おいおい、冗談言ってる場合じゃないぞ」

アク  「あああああーーーめんどくせー!拳銃手に入れれないよー!」

ユージ 「あ!拳銃ならなべの家にあるんじゃないか?貸してあるの含めて20丁って言ってたしな」

アク  「そうか。10丁貸してたとしても残り10丁はあるな」

ユージ 「でもまだなべちゃんが殺されたとは限らないけどね」

アク  「あーとにかく確認しないとね。カネイチにもミサキにも連絡取れないし」

しばらくビルの様子をみていた。

アク  「なべちゃんからメールもこないし、事務所も何も動きがないね」

ユージ 「でももう20分だぜ。なべちゃんが出てこないのもおかしいよ」

ミッキー「俺がピザの配達を間違えたフリして行ってこようか?」

アク  「おいおい、ピザの配達ってその格好じゃ無理だろ」

ミッキー「そうだった。ああ!ミサキちゃんに頼もうよ」

アク  「んーーー。でも本当にミサキがここの組長の娘とは決まった訳じゃない」

ユージ 「でも、なんか繋がってる気がしないか?」

アク  「ぷんぷんしてるぜ」

ミッキー「んじゃあとりあえずミサキちゃんに連絡とろう」


ユージ ≪まさか東大も親の力で入ったなんて言わないだろうな・・・≫


アク  「もしもーし」

ミサキ 「あーアクー?今日店いくからねー」

アク  「ねーミサキの親って本当に医者なの?」

ミサキ 「え?なんでー?そうだけど」

アク  「まじ?ヤクザの組長じゃない?」

ミサキ 「え、どうして?」

アク  「こっちが質問してるんだから答えてよ。そうしないともうシカトするー」

ミサキ 「えー、実はそうなんだけど。なんで知ってるの?」


ユージ 「やっぱりそうだったのか・・・」


アク  「本当か、今俺の知り合いがミサキの親父に殺されたかもしれないんだ。協力してくれないか」

ミサキ 「えー。しょうがないなあ」

アク  「今どこにいる?俺は秋葉原の事務所にいるけど」

ミサキ 「あーそこかあ、わかったすぐ行くね」


アク  「頼む近くなったらまた電話して」

ミサキ 「はーい」

電話を切った。

アク  「マジだったんだ・・・」

ユージ 「この流れはなべちゃんやられてるな」

アク  「ああ・・・」

しばらくするとミサキがタクシーの中から電話してきた。

ミサキ 「もしもし、今タクシー乗ってるんだけど」

アク  「ああ、事務所の近くで降りてくれ」

ミサキ 「はーい」

アク達は事務所の窓から見えない角度を通りミサキと会った。

ミサキ 「なんで隠れなきゃいけないのよ」

アク  「いいからこっちきて」

アクはミサキを連れてビルの裏側へ移動した。

ミサキ 「で、どうしてほしいの」

アク  「うんと。事務所に入って30代後半のおっさんが死んでいるか確かめて欲しいんだ」

ミサキ 「それいつの話?」

アク  「さっきだよ」

ミサキ 「さっきってあたしに電話する前でしょ。それだったらもう処理終わってるよ」

アク  「え・・・。じゃあ中に拳銃がたくさんないか見てきて」

ミサキ 「拳銃ならもとからいっぱいあるし・・・」

ユージ 「とりあえず中にいけば何かわかるはずだって」

ミサキ 「あーもおー、めんどくさいなあ。ちゃんとこのお礼はしてもらうからね」

アク  「はーい。くれぐれも俺達のことは内緒にして、自然にしててよ」

ミサキ 「はいはい」

ミサキは事務所へ歩きだした。

ユージ 「でも、なべを殺してすぐミサキが事務所にくるなんて組長が敏感ならあやしまれるなあ」

ミッキー「大丈夫だよ。ふざけた親父ギャグ言うようなやつなんだもん」

ユージ 「だといいけどねー」

ミサキが事務所へ歩き出して10分。事務所に変わった様子はない。

アク  「んー今は待つしかないなあ」

そして10分後。


ミサキがアク達の待つ方へ歩いてきた。

アク  「この位置だと事務所の窓から見える角度だからまだ話かけるな」

ミッキー「うん」


ミサキが事務所から見えない位置まで歩いてきた。

アク  「おーどうだった?」

ミサキ 「うん。床に血がついてたし、あの雰囲気は殺してるね」

ユージ 「やっぱそうか」

アク  「そうだよな。なべからメールも来ないし、絶対おかしい」

ミッキー「じゃあ、なべちゃんは死んじゃったってことでカネイチに連絡しよっか」

ユージ 「バカ、今余計なこというなよ・・・」

ミサキ 「カネイチって誰?」

アク  「あの店の社長だよ」

ミサキ 「ああ、ピカイチの社長ね・・・って・・・なべって人が死んだことその人に言ってどうすんのよ?」

ユージはとっさに、

ユージ 「あーカネイチとなべは知り合いだから友達の死は教えてあげないと」

ミサキ 「へー。友達の死か。そりゃ教えてあげなきゃね」

ミサキはユージが慌ててそう言ったことに違和感を感じなにかあやしいと感じた。

アク  「んじゃそういうことで俺たち行くわ。今日の夜 店きたときサービスするね」

ミサキ 「わかったまたね」

アク達はピカイチへ向かっていった。

ただ、ミサキもアク達に気付かれないようにピカイチへ向かって行った。

アク達はピカイチについた。

アク  「おーい?誰かいるかー?なんでドアのカギ開いてるんだよ」

アク達はピカイチの玄関から中に入った。

カネイチ「おー。今日も早いなあ。なんかあったか?」

アク  「っていうかなんでカネイチはいつもいるんだよ」

カネイチ「俺ここで寝泊りしてるし、雑用もしねーといけないだろ」

アク  「ほー、ってそうそう、なべちゃん死んだ」


カネイチ「はぁ?死んだだと?本当かユージ?」

ユージ 「あー。確率でいえば90%かな」

カネイチ「どうやって?」

ユージ 「ヤクザに拳銃で撃たれたんだと思う」

カネイチ「なべちゃんヤクザに拳銃貸してたのかー。ヤクザは嫌だって言ってたけど金に困ってたんだろうな」

ミッキー「冷静だね」

カネイチ「冷静だよ。で、もちろん君達のことだ!拳銃はゲットできたんだろ?」

アク  「それが・・・できてないんだ」


ここでミサキがピカイチの玄関に到着。

ミサキ 「おっと、このまま玄関から行ったらまた何か隠されるぞ・・・」

そういってミサキはピカイチの裏口のほうへ回った。

ミサキ 「ゴミ捨ての途中かな?開いてるんだけど」

ミサキは裏口から店内へ静かに入っていった。

ミサキ 「ここなら声も聞こえる」

ミサキは店内に侵入し物の影に隠れてアク達の話を盗み聞きできる位置にいる。


カネイチ「なんだーお前達のことなら死んだと同時にパクって逃げてくると思った」

アク  「だって俺たち現場にはいなかったしー。どうしよ?」

カネイチ「ヤクザから拳銃奪うってのは危険すぎるよなー。それだったら警官から盗んだほうが安全かも(笑)」

アク  「ムチャ言うなって(笑。」

カネイチ「完全犯罪もムチャだと思うが・・・はははっ」
アク  「なんか言った?」
カネイチ「何もー」

ミサキ ≪完全犯罪?・・・≫


ユージ 「そうだ。なべちゃんの家知らない?そこにまだ10丁ぐらいあるかもしれない」

カネイチ「なべちゃんの家知らないなー。ダイスケなら知ってるかも」

アク  「あれ?ダイスケ今いないの?」

カネイチ「まだ3階で寝てるんじゃないか」

階段から足跡がする。

「トンッ・・・トンッ・・・トン」

ダイスケが階段から降りてきた。

カネイチ「ダイスケかな?」

ダイスケ「おはよー。気付いたら5時だった」

カネイチ「もうそんな時間か。寝起きで悪いんだけどゴミ捨てしてきて」

ダイスケ「ああ」

そういってダイスケが階段から降りてゴミを捨てに裏口の方へいくと

ミサキ 「やばっ」

ミサキは隠れようと移動いようよしたとき。

ダイスケ「あ?誰?なにしてんの」

ミサキ 「こんにちはー(汗」



カネイチ「ダイスケどうした?誰かいるのか?」

ダイスケ「おう。常連客のミサキちゃんだ」

ミサキは立って

ミサキ 「完全犯罪って何の話?」


不法侵入していることにもかかわらず質問してきた。


アク  「あ、なんでミサキがいるんだよ・・・」

ミサキ 「ねえ、完全犯罪するの?」

ダイスケ「俺、ゴミ捨ててきまーす」

ユージ ≪ダイスケ逃げやがったな・・・≫

ミッキ 「Zzz・・・」←ミッキーは寝不足のせいかふかふかソファーで寝ている。


アク  「とりあえず、ミサキこっちこいよ」

ミサキはとぼとぼとアク達のいるテーブルのほうへ歩いていった。

ミサキ 「完全犯罪するために拳銃がいるんだ?」

アク  「さあーね」

ミサキ 「もーごまかさないでよ。協力してあげたでしょ?」

カネイチ「あーあ。協力してもらったらもう仲間じゃない?」

アク  「んー。確かに、女の仲間も必要かな?」

ミサキ 「いやいや、あたし仲間になるなんて言ってないし」

ユージ 「あはは、なんでミサキは後ついてきたんだよ?」

ミサキ 「なんかあやしかったからねー。なんかあるんじゃないかと思って」

カネイチ「で、ついてきたらコレだと」

ミサキ 「うん。完全犯罪 面白そうじゃん。仲間になってもいいよ」

アク  「・・・」

カネイチ「でも、一人ぐらい女の仲間いたほうがやり易いかもよ?」

アク  「それはそうだけど」

ミサキ 「っていうか、カネイチさんも仲間なんですか?」

カネイチ「あー答えにくい質問だねー」

ミサキ 「そうなんだ(笑)」

ユージ 「答えにくい質問だねー=そうだよ に聞こえたよ」

カネイチ「・・・ちなみにダイスケも仲間」

ミサキ 「じゃーあたしも仲間になっちゃお」

アクはミサキの顔をみて
アク  「・・・まーいっか・・・。内緒だぞ」

ミサキ 「もちろんっ。で、いつやるの?」

アク  「いつとかまだ決まってない」

ミサキ 「えー。そういうのはちゃんと決めて置かないとどんどん流れていくよ」

アク  「説教か?」

ミサキ 「いや、仲間としてのアドバイス♪」

カネイチ「そうだよ、いつやるか決めようぜ。そのほうがやる気にも繋がるだろ?」

アク  「確かにな」

カネイチ「じゃあ決めよう。いつにするんだ?アク」

アク  「そうだな・・・」

アクは真剣な顔で考えだした。


アク  「ごめん。まだ決められないや」

カネイチ「なんだそれっ(笑)なんなら俺が決めるぞ?」

アク  「そうじゃなくてとりあえず拳銃が手に入ってからにしないか」

ミサキ 「どういう意味?」

アク  「とりあえず先のこと決めるより前決めたことをやらないとって思ってさ」

ユージ 「1つずつってことね」

カネイチ「そういうことか。わかった。じゃあ拳銃が手に入ったら決めような」

アク  「ああ」

ダイスケがゴミ捨てから帰ってきた。

カネイチ「おつかれー」

ダイスケ「あー。眠み・・・」

カネイチ「ダイスケもこっちこいよ。ミサキも仲間になった」

ダイスケ「おお」

アク  「そうだ。ダイスケはなべちゃんの家知ってるんだよね?」

ダイスケ「おう」

アク  「それじゃあ早速だけどなべちゃんの家に行って拳銃とってこよう」

ダイスケ「は?とってこようってそれなべちゃんに叱られるぞ」

アク  「カネイチにはもう言ったけどなべちゃん死んだ」

ダイスケ「はぁ?!なんで?自殺?」

アク  「この場では言いにくいんだけど・・・」

沈黙のあと

ミサキ 「あたしの親父が殺したっぽい」

ダイスケ「え?ミサキちゃんの?」

アク  「ああ。ミサキの親父はヤクザの組長で」

ダイスケ「ヤクザの組長か・・・」

アク  「そんなことは後にしてとりあえず拳銃をとりにいかないと」

ユージ 「ああ、もしかしたら先にヤクザが取りに行ってるかもしれない」

カネイチ「そりゃ急がないとな」


アク  「それじゃあ行こう。俺とユージとダイスケとミサキで」

ミサキ 「なんで私まで行かなくちゃいけないの」

アク  「仮にヤクザと鉢合わせたときミサキがいたほうが良いだろ」

ミサキ 「はぁ。まあいっか。いこいこ」

ミッキー「Zzz・・・」

アク  「ミッキーは幸せそうな顔して寝てるから置いて行く」

カネイチ「じゃあ俺は拳銃とってきたとき隠す金庫みたいなもん用意しとく」

アク  「わかった。よし行こう」


ダイスケの案内ですぐになべのマンションの前まで行った。

アク  「案外綺麗なとこだね」

ダイスケ「ああ、無職つっても金持ってたからな」

アク  「もしかしたら部屋に金も残ってるんじゃない?」

ダイスケ「知らねーよ」

ユージ 「でもこれどうする・・・」

なべの住んでいたマンションは8階建て。

部屋は3階だが正面玄関から入るにはセキュリティーがあって入れそうにない。

アク  「これは・・・外から上ってベランダから窓割って進入しかないな」

ダイスケ「そうみたいだね」

アク  「誰が行く?・・・」

ダイスケ「なべちゃんの部屋は3階の一番南側だからな」

アク  「俺が行くわ。よじ登るにはそれなりに体力いるでしょ」

ユージ 「待ってそれ危険過ぎると思うんだけど。もしバレたらやばいよ」

ミサキ 「私もそう思うー」

ダイスケ「じゃあどうやって入る?」

ミサキ 「正面からいこう!」

アク  「行けるか?」

ミサキ 「みんなどうせ田舎者だから知らないんでしょ」

アク  「ん?」

ミサキ 「カギなくても他の住民が入るときにそっと入っちゃえばOKだって」

ダイスケ「ああ。でもドアはどうやって開ける?」

ミサキ 「・・・」

アク  「それでも東大かよ。読みが浅過ぎ」

ミサキ 「東大・・・。頭で入った訳じゃないし」

アク ユージ 「やっぱり・・・か」

ミサキ 「なんか言った?」

アク  「なにも」

ユージ 「そうだ。中に入る方法思いついた!」

ダイスケ「おおお」

アク  「どうやる?」

ユージ 「このマンションの管理人に開けさせよう」

ダイスケ「管理人?」

ユージ 「だってさ普通に考えて不法侵入な訳だしドアぶち破るっていうのもムチャでしょ」

ダイスケ「管理人になんて言って開けてもらうんだよ?」

ユージ 「中で自殺してるかもしれないから開けて確かめて欲しいといえばいいと思う」

ダイスケ「そんな簡単に開けてくれるかな?」

アク  「こういうのは頭で考えても仕方ない。一か八かやってみようぜ」

ユージ 「管理人がどんな奴かでまた違ってくるしね」

アク  「しかもこっち4人もいるだろ?4人もいれば信じてもらえそう」

ミサキ 「演技必要?」

アク  「おう。俺たちは今から俳優だ」


アク達はマンションの玄関へ向かった。
自動ドアを抜け大きなフロアには
案の定セキュリティーはしっかりしてますよ。といったようなドアがあった。

ミサキ 「パスワード要るね」

ダイスケ「ここで住民が来るまで待つってしんどくない?」

アク  「待つのは好きじゃないなあ」

ユージ 「あれ見てよ。ドアあるよ?管理人がいるんじゃない?」

アク  「おっと本当だ」

関係者以外立ち入り禁止とかかれているドアがあった。
アクはそのドアをノックした。

「トン、トン」

アク 「すいませーん」

ユージ「居ないのかな?」

ダイスケ「さーなー」


アクはドアをノックしながら

アク 「すいませーん。誰かいますかー?」

いかにも慌ててるような素振りでドアのノックし続けた。

「ガチャ・・・」

アク 「おっカギ開いたぞ」


中から出てきたのは警備員と思われるおっさんだ。

おっさん 「どうしました?」

アク   「あなたはここの管理人ですか?」

おっさん 「いや、私は雇われている警備員だが何か用ですか?」

アク   「ちょっとここの3階に住んでいる知り合いが自殺するって言うから気になってしまって」

警備員  「え?!本当ですか?」

ユージ  「嘘じゃないですって携帯も連絡取れないし。わざわざ4人で嘘つきますか?」

警備員  「そりゃ大変だ!」

ダイスケ 「でもまだ本当に自殺したとは分からないんで」

警備員  「あわわ、あわわ」

アク   「あわわじゃなくて・・・落ち着いてくださいよ」

警備員  「長いこと警備任されてるんだがそんな事件は初めてで」

ダイスケ 「いやいや、まだ自殺したって決めないでとりあえず見にいきましょうよ」

警備員  「ああ、そうだったな、私が慌ててもどうしようもない。よし見にいこう」

ユージ  ≪案外ちょろいなあー≫

4人は3階へ上がり警備員は持っていた合鍵を使ってドアを開けた。

アクの顔が警備員の見えないところでニヤッと顔を緩める。

「カチャ・・・」

警備員  「あ!まずいですねえ。中からチェーンがかかってます」

ユージはわざとらしく。

ユージ  「おーい、生きてるかー?」

アク   「返事がないな。ヤバそうだぞ!!!」

アク達は警備員のおっさんをあせらす!

ダイスケ 「警備員さん一刻を争う!下からなんかノコギリのようなものを持ってきてくれ!」

ダイスケもわざと慌てた口調で言った。

警備員  「そ、そ、そうですね。大変だ」

警備員はアク達を残し一人で下へ走っていった。

アク   「よし、今のうちのチェーンぶち破って中に入ろう」

ミサキ  「それじゃあ犯罪だよ」

アク   「大丈夫、俺にまかせて」

アクとユージとダイスケはチェーンのかかっているドアを思いっきりタックルした。

「ドン!」

アク  「やべ思ったより頑丈だ。もう一回行くぞ」

「ドン!」「ドン!」「ドン!」

「バン!!」

連続で当たることでだんだんチェーンが緩み見事壊すことができた。

アク 「よし、ミサキはここで警備員のおっさんを1秒でも長く足止めしてその間に3人で探すぞ」

ユージ「よしいこう」

3人は土足のまま室内へ。

アク 「ダイスケは中に入ったことある?」

ダイスケ「中は1度だけ。でも拳銃の場所はわからない」

ユージ 「走れ走れ」

アク  「どうせ、なべちゃん死んでるんだし欲しいものあったら全部パクろうぜ」

ユージ 「そうだな(笑)」

アク達はリビングへ向かった。

アク  「外から見るよりデカイな」

ユージ 「くそ、きもいフィギアばっかりか」

ダイスケ「あいつパソコンが好きだからパソコンのそばにあるんじゃないか?」

アク  「手分けして探そうぜ」

そのとき外では警備員がノコギリを持ってやってきた。

警備員 「ごめん。ノコギリなかったもんで借りるのに手間取った」

ミサキ 「そうなんですか」

警備員 「あれ他の3人は?」

ミサキ 「ああ、待ちきれないって言ってぶち破って中へ」

警備員 「え!」

警備員は中へ入ろうとする。

ミサキは警備員の腕を掴んで

ミサキ 「怖い」

警備員 「は?」

ミサキ 「私 死体とか怖くて・・・」

警備員のおっさんの顔がニヤける・・・。


室内では

アク  「やばいぞ警備員来た」

ダイスケ「早く探せ、こっちは無いぞ」

ユージ 「あった!!!」

アク  「とりあえず袋ごとそれもってトイレに隠れろ」

ユージ 「わかった!」

ユージがトイレに入った瞬間。

警備員が部屋の中へ

警備員 「おーい。本当に自殺してるのか?」

アク  「すいません、探したけどいませんでした」

ダイスケはちゃっかりパソコンの置いてある机の引き出しから現金の入った封筒を見つけポケットにしまった。

警備員 「そうか、それはよかった」

警備員の肩の力が抜ける。

アク  「すいません、土足で上がっちゃいました

警備員 「いや、それは仕方ないよ。知り合いの命がかかってるんですから」

アク  「よかった、あとで掃除しときますね」

警備員 「あれもう一人いませんでしたか?」

アク  「ああ」

そのときトイレからユージが出てきた。

ダイスケ「え」

ダイスケはユージが出てきたことに一瞬驚いた。

ユージはトイレに拳銃を隠し出てきたのだ。

ユージ 「ちょっと腹痛くて」

警備員 「そうですか。それにしても知り合いはどこ行ったんでしょうねえ」

アク  「さー?」

ユージはトイレに入っているときにこっそりミサキに電話でトイレに拳銃を隠したことを伝えていた。

警備員 「それにしてもすごい部屋ですね。アニメのポスターやらフェギアっていうんですかこれ」

アク  「さー?」

警備員 「・・・」

ミサキが部屋の中に入ってきた。

ミサキ 「ちょっとトイレ借ります」

警備員 「自殺してなかったみたいですよ」

ミサキ 「よかった(笑)」

ミサキはニコッと笑顔を作りトイレへ。

そしてミサキはそっとトイレの後ろに隠してある拳銃の入った袋を上着の中に隠し
3分ぐらい時間を取ってからトイレから外へ出た。

ミサキ 「気分悪いので外にいますね」

アク  「さすがにこの部屋じゃねえ。女子は引くかも」

警備員 「そうですね。男だけで元通りしておきましょう」

ダイスケ≪アク上手いこと言うなあ≫

アク  「はーい」

ミサキはまんまと拳銃の入った袋を外に持ち出した。

ミサキ 「拳銃何丁あるんだろう。重かったなあ」

ユージは掃除するフリをしながら拳銃の弾をちゃっかりポケットにしまった。

アクは警備員と上手く話しをあわせながらユージやダイスケに好き勝手やらせていた。

そして全ては終わり・・・

警備員室。

警備員 「いやー。よかったですねえ。知り合い亡くなってなくて」

アク  「あーまあ・・・≪本当に死んでるんだけどね≫」

警備員 「そういえばあのお嬢さんは?」

アク  「ああ、気分悪くなったって家帰りましたよ」

警備員 「え!」

アク  「どうかしましたか?」

警備員 「いや何も(笑)」

ダイスケ「しかし、警備員さんも大変ですよね」

ユージ 「毎日お疲れ様です」

適当に話をしてアク達はなべのマンションから立ち去った。



そしてあえてなにも話さずピカイチへ帰って行った。

ピカイチへ帰ると
『本日は急な事情により営業いたしません』

という貼紙が貼ってあった。

アク  「さすが、カネイチわかってる」

ピカイチ店内。

アク  「ただいまー」

カネイチ「おおお、勇者達お帰り(笑)」

ミサキ 「やったねー」

ユージ 「おう!」

アク  「何丁ある?」

ミサキ 「10丁あったよ」

カネイチ「ミサキが持ってくるんだもんなあ、ビビったぜ」

アク  「金庫用意してくれた?」

カネイチ「もう隠した」

ダイスケ「ほらよ」

ダイスケはおもむろにポケットから現金の入った封筒を出した。

アク  「え?!」

ユージ 「おお」

ダイスケ「アクが警備員ひきつけてる間にとっといた」

アク  「やるなー」

ユージもそっととった拳銃の弾を机に出した。

アク  「おおお」

ユージ 「これぐらいしか盗るものなかった」

カネイチ「よし、その金で今日は焼肉いこーぜ」

ミサキ 「イエーイ」

ただ・・・一人だけテンションの上がっていない男がいた。

ミッキー「なんで置いていくんだよー(ぷんぷん)」

ミッキーはご立腹のようだ。

ミッキー「あー俺も人ん家荒らしたかったなあ」

アク  ≪連れて行かなくてよかった・・・≫


そしてまんまと拳銃を10丁ゲットしたアク達はその日豪華な焼肉パーティをして一夜を過ごした。

翌日。午後4時。

ピカイチ店内。
アク、けんた、ユージ、ミッキー、カネイチ、ダイスケ、ミサキの7人が集まった。

カネイチ「さて、拳銃も手に入れたことだしいつやるか決めようぜ」

アク 「ちょっと待ってとりあえず仲間全員集めよう」

カネイチ「あれ?まだいたの?」

アク  「いるよ」

アクはとーるに電話した。

アク 「もしもしとーるか?」

とーる「うん。どうした?」

アク 「いまからピカイチ来てくれようやく準備が整った」

とーる「そっか、俺も使えそうな仲間を2人集めたぜそいつらも連れて行く」

アク 「わかった。じゃあ待ってるからな」

電話を切った。

カネイチ「とーるってあのとーるか?」

アク 「そう、初日でやめたあいつだ」

カネイチ「あいつも仲間だったんだ・・・」

ダイスケ「しかし仲間2人集めたって誰だろうな?」

アク  「わかんねえけど、でもあいつはなんか信じれる」

そして30分後とーるが仲間を二人連れてピカイチへやってきた。


アク 「お、とーるかな誰か来たぞ」

とーるが仲間を二人連れて店内に入った。

とーる 「アクー。久しぶり」

アク  「おー久しぶり元気だったか?」

とーる 「おう。仲間も連れてきたぜ」

アク ユージ 「おお」

とーるの後ろにいた男と女がとーるの横に並ぶ。

アク達がとーるの連れて来た女を見たとき全員がカワイイと思った。

とーる 「こっちのイカツイのがゴウで元バイクレーサー。このコは同じファミレスでバイトしてる女子高生のまどか」

アク  「初めましてゴウさんはおいくつなんですか?相当年上に見えますが」

ゴウ  「俺は27。よろしくっ」

とーる 「ゴウさんはねー。すごい人なんだえっとねえ・・・」

ゴウ  「待て俺から話す」

とーる 「あーはい」

ゴウ  「まあ簡単にいえば休みの日に調子乗って一般道路で130キロ前後で走ってたら
白バイに見つかって逃げ切ったんだけどナンバー見られちゃったから家に警察がきて・・・」

ユージ 「白バイ逃げ切ったの?!」

ゴウ  「いや、あんな遅いの原付でも捕まらないよ」

アク  「原付バイクでも?」

ゴウ  「ごめん。それは言い過ぎた、はははっ」

カネイチ「んでライセンス取られて・・・って訳?」

ゴウ  「そう・・・。もうレース出れねえ(笑)」

ミッキー「あはは、笑い事じゃないし」

とーる 「ゴウさんとは同じマンションに住んでてなんかいつもよりテンション下がってたから声掛けてみたんだ」

ゴウ  「もう俺からレースを奪った警察が許せねえ」

ミサキ 「ってそれ自分が悪いんじゃない」

ゴウ  「・・・かわいい顔して痛いとこ突くねえ」

まどかは店内の豪華なソファーやシャンデリアをずっと見渡している。

けんた 「レーサーいいねえ」

アク ユージ 「いいねえ」

ミサキ 「声揃えるなってキモチ悪い(笑)」

アク  「偶然、偶然」

ダイスケ「えっとそれでそっちのまどかだっけ?まどかはなんで仲間に?」

とーる 「いやね。女子高生なのにファミレスで学校終わりから深夜に掛けて仕事してるから
気になって話しかけてみたらお金がどうしても欲しいんだっていうから誘ったんだよ」

アク  「おいおい、そんだけの理由で誘うなよ」

とーる 「でもマジ可愛くない?」

ミッキー「カワイイ。久しぶりに見た。こんなカワイイコ。姫以来かな」

ミサキ 「おい・・・あたしは?」

ミッキー「・・・」

ダイスケ「いやいやミサキちゃんもかわいいよ」

ユージ ≪ナイスフォロー≫

アク  「でもカワイイからって誘っちゃだめでしょ」

とーる 「もちろんそれだけじゃない。幼いころに両親が離婚して親父さんが仕事もせず酒ばっか飲んで貧しい生活をしてたんだ。な?まどか?」

まどか 「はい。高校はどうしても行きたくて親戚に頼んでお金借りて入りました。もう貧乏は嫌なんです。」

けんた 「貧乏ってどのぐらい?」

まどかの顔は悲しい顔になり

まどか 「そうですね・・・1日1食。ごめんなさいそれ以上思い出したくない」

けんた 「ごめん。貧乏っていうのが良く分からなくて本当ごめん」

まどか 「とーる君が言ったんだけど仲間になったらお金くれるって本当ですか?」

アク  「とーる、そんなこと言ったのか?」

とーる 「ああ、なんかほっとけなくて、金は俺から渡すよ」

アク  「いやいやとーるも金要るんだろ。俺が渡しとくから無理すんな」

とーる 「悪い。でも仕事は一生懸命やってるコなんだきっと役に立つよ」

ゴウ  「あーなんかひっかかると思ってたらそうだ!詳しい話教えてくれよ。まだおいしい話があるとしか聞いてないから」

とーる 「悪い悪い。アクと内緒って約束してたからアクに会わすまで言えなかった」

アク  「それでいいんだ」

ゴウ  「で、何やるんだ?」

アク  「簡単に言えば犯罪。犯罪って言っても捕まらない前提だから」

ゴウ  「捕まらないって、本当かよ。信じれない」

アク  「仲間になるっていうのならもうちょっと踏み込んで話してもいいけど・・・」

まどか 「私はそれでお金がもらえるのならやりますよ。っていうかとーる君から話しかけられたときからなんか運命感じてました」

とーる 「俺彼女いるからね?」

まどか 「そういう運命ではないです(きっぱり)」

ミッキー「あははっ」

アク  「まどかはそう言ってるけどゴウさんは?」

ゴウ  「それっていくらぐらい貰えるんだ?額による」

アク  「さすが大人ですね。そうですね。1000万でどうすか?」

ゴウ  「1000万?って何やる気だよ」

アク  「仲間にならないと言えない」

とーる ≪おれには2000万って言ったんだが。まあいっか(笑)≫

ゴウ  「1000万か。それ以上は無理か?」

アク  「んー分からない。じゃあ最低1000万でどう?」

カネイチ「ミリオネアだね」

ユージ 「こんなタイミングで何言ってんだよ(笑)」

ダイスケ「あはははっ。緊張感ないな」

ミッキー「うわー。言おうとしたけどやめといたのにー」

ミサキ 「あははは。ミッキーいぇーい」

ミッキー「いぇーい」

アク  「騒がしい(笑)」


けんた 「ゴウさん、1000万貰える仕事なんて他にありますか。
もうレーサーには戻れないらしいじゃないですか。
だったらなおさら1000万なんて稼げませんよ。
それに警察に恨みがあるのなら犯罪の1つでもしないと」


ゴウ  「そうかもなあ。でも金奪ったら誰か逃げるやつとかいそうだけど」

アク  「それはこっちが心配してるんだけど・・・だって元レーサーなんでしょ?
たぶんゴウさんが金を奪ったあと逃げる役になるハズです。
それでそのまま逃げられたら・・・」


ダイスケ「確かに」

ゴウ  「俺は仲間は裏切らない。レーサーっていうのは一人でやってるように見えるけど仲間が重要なんだよ」

カネイチ「サーキットでは逃げ道ないけどね・・・」

ゴウ  「おい・・・。」

アク  「どうします?やらないならやらないで他当たりますけど」

ゴウ  「やるよ。まずこんな店貸切でやってる時点でみんながすごいことぐらいわかるし」

カネイチ「ここ俺の店だけど」

ゴウ  「え?」

まどか 「すごいっ」

アク  「カネイチあれ持ってきてよ。俺たちがどれだけ本気が教えてあげよう」

カネイチ「あれか」

カネイチは席を離れ拳銃の入れてある金庫へ向かった。

ゴウ  「あれって何?」

アク  「お楽しみ」

ミッキー ≪ワクワク≫

ユージ 「ミッキーはもう知ってるでしょ・・・あれだよ」

ミッキー「あ!ああ・・・あれか」

カネイチは金庫から1丁だけ拳銃を取り出し席に戻ってきた。

アク  「おー。俺もまだ見てないんだよな。ここ置いて」

カネイチは拳銃をテーブルの上に置いた。

アク  「これ拳銃。本物だ」

ゴウ  「うわっ。マジ?」

ミサキ 「1丁でもかなり重いよね。女には扱えそうにないや」

まどか 「拳銃・・・」

アク  「これもってる事態犯罪なのはみんな知ってる通り。これでも信じれない?」

アクの目や場の雰囲気おまけに拳銃まで見せられたら信じざるを得なかった。

ゴウ  「わかった。協力する」


とーる 「ふー。よかったー二人が仲間になってくれて」

ゴウ  「どうした?」

とーる 「ちょっと信頼されてたからね」

アク  「よーし。じゃあどんなことやるのか具体的に教えるから誰にも内緒だ」

ゴウ  「おう」

カネイチ「具体的に聞くのって俺たちも初めてじゃないか?」

ダイスケ「そうだな。そういえば」

ユージ 「俺も」

けんた 「中学のとき言ってた銀行強盗?」

ゴウ  「中学???」

アク  「あは。夢が犯罪なんだ。変だろ」

ダイスケ「まあ普通じゃないけどいいと思うよ。平凡なやつより」

カネイチ「ああ」

アク  「まあ何がやりたいのかと言うとまず銀行強盗。それから・・・」

カネイチ「それから?それだけの間違いじゃないの?」

アク  「え?銀行強盗だけじゃカネイチと同じだろ。もっと上を行くよ」

カネイチ「おいおい、変なライバル意識するなって失敗したら終わりだぞ」

アク  「大丈夫、毎晩寝る前考えてたから」

ダイスケ「あははははっこりゃ、どんなこと言い出すか楽しみだ」

ミサキ 「何やるの?」

アク  「えっとなあ・・・」

アクは真面目な顔になって話し始めた。



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