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つりぼりへ行ったことはありますか。






タイトル つりぼり        by あくぼう





俺の趣味は釣だ。
小学生の時から、週2,3回は、釣に行っている。
もう、かれこれ1000回は行っただろう。





俺は、最近池で釣をすることが多い。
いや、むしろ 湖だ。




俺は、最近彼女ができた。

















ナミエ、俺は、顔より名前で選んだ。










よく二人で釣へ行く。
俺は、もうプロ級の腕前で、池へ落ちる。





彼女がいなかったら俺は200回は死んでいただろう。




彼女は釣が下手だ。
と、いうか、釣をしたことがない。






俺は、彼女のために『つりぼり』へ行った。
一人、1時間600円。1キロで50円もらえる。






つりぼりの中にいる。色鯉。
こいつをつれば、1時間、無料になる。






おろかものの俺は、釣というか、『金』目当てで色鯉を釣る。
色鯉は、俺たちを挑発するかのように飛び跳ねる。









俺の目は、ギラギラしていた。
真夏の太陽よりギラギラしていた。






いつものように、彼女を連れてつりぼりにいった。
彼女はこつをつかんだようで、確実に俺より上手くなっているのが、わかった・・・。







正直、悲しかった。
俺は1000回以上も釣をしているのに。。。
俺は、目から溢れてくる涙を彼女に見せまいと、

















池へ飛び込んだ!!!       じゃぼん






彼女は、他人のフリをして、釣を楽しんでいる。
そして、周りの客は、俺を大物だと勘違いしているようだった。








俺は、汚い池の水を客にかけ始めた。















と、いうか
俺が一番汚い。






係りのおじさんが、あまりに俺がふざけているので叱りにきた。











俺は、《かかったな》と心の中で叫び。












俺の手を引っ張る係りのおじさんを池へ落とした。
これがうわさの逆つりだ!!













係りのおじさんはキレた。
おじさん「おい。お前。まだ10分しか経ってないけど、帰れ!!!」











俺は『金』目当てで釣をしていた
俺は、「冗談は、アメリカでしろ!!!」と言った。








そんなことは、無視されておれは、おじさんにむりやりつりぼりの外へ出された。
















おーまいーがぁっとぉ!!!









俺は、つりぼりの中に彼女を残していることに気づいた。
しかし、俺は600円を払う金が無い!!!











俺は、おじさんに土下座をした。
 「もうしません。中に入れてください」






おじさん「金の無いやつは、帰れ」







































俺は、大人の悪い部分を見たような気がした。








俺は、泣いて帰ろうとした。
俺は、ふと、気づいた・・・ 「あ!!」


















俺の上着のポケットに色鯉が2匹!!!











俺は、一生分の運を使い果たした気がした。
おじさん「あんびりばぼぉー」









間違いなく、俺を見て叫んだと思った。
しかし、

俺は、びしょ濡れの服を脱ぎ堂々とつりぼりの中へ入っていった。










「キャアアアアーーーー」 つりぼりのお客さんが叫んだ。





間違いなく、俺を見て叫んだと思った。
しかし、










俺の彼女が俺と同じように目の色を変えて。つまり金目当てで池の中にいた。













それから、数日後俺は、彼女に聞いた。


















俺「なんで、あんなことしてたの?」














彼女 「あなたと一緒に釣がしたかったから」



















俺は彼女に抱きついた。



おしまい!



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